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小宇宙の人間を、食が血(赤血球)となり肉(体細胞)となるといったM氏が説く概念から解釈すると、生命の遠心性発展構造が大変スムーズに理解できる。
先述した腸造血説を用いると、食物は腸管において血球へと分化していき、この血球はさらなる高度な細胞へと分化し様々な体細胞になっていくのである。 これは、まさしく、腸の管を中心と考えた時、分化の過程は外側へと向かう遠心性構造をとっている。
これは、自然界では当然の現象である。 一方、人体エネルギーのエントロピー増大に反する見方として、世界の代替医療に造詣の深い医学博士R・Gによる考察が面白い。
「気エネルギーは負のエントロピーをもっている。 負のエントロピーは生命体をより組織化の進んだ方向に誘導し、細胞のエネルギーバランスがとれた状態へと導いていく。
」この考え方は収赦作用であり求心性概念をもっている。 この求心性収赦機構で想起させるのが、M氏が説く末梢血液空間の解毒機構である。
生命は、遠心性発展機構により発展し、そして求心性収赦機構により解体していくといった、M氏による巨視的な生体観は見事である。 M氏、G氏の考察により、生命は遠心性と求心性の絶妙なエネルギーバランスがあってこそ成立することがわかる。
たんに、腸造血理論、末梢血液空間理論だけを見ると、一学説に終止してしまうおそれがあるが、自然生命観をダイナミックに捉えることにより、生命の連続性、循環性が見えてくるのである。 見えない世界に挑む気能医学末梢血液空間に出現する夾雑物は極微細であることより、分析機器における測定がきわめて難しい。

そこで、M氏は不可視の気の概念をとり入れた検索、ラジオニクス的手法を用いて見事に信遍性のあるデータを導きだした。 M氏が唯物的な検索と見切りをつけ、新たなる波動医学へと方向転換したことは、根拠もない突飛な発想によってではなく長い道程がある。
この波動医学は最終的に来るべき所に落ち着いた気の医学なのである。 これをM氏は「気能医学」と称している。
高周波数、高電圧、低電流の電場下で生物を撮影したC写真というものがあるが、この技術は主にロシアの研究者S・Cによって開発された。 彼の高電圧写真の技術は、生物周囲で測定した電磁場を視覚的な電気コロナに変換したものであり、ガンのような病気は生体の電磁場に大きな変化を生じさせるということに気づいた。
よって、次第に多くの研究者がこの電磁気学的な診断意義を評価するようになってきた。 写真には「気」が反映していると捉えることができる。
その実例を挙げると、ファントム・リーフ効果といった現象がある。 これは一部切断された葉を、高電圧写真で撮影すると、本来肉眼的には無かった切断された部分が写り、完全の葉の形で写真に映っているという現象である。
コロナ放電によって生じる電子が、ホログラフィー的な原理を介在したエネルギー場と干渉してこのような現象が生じると解するのが、この分野を支持する一般的な見解である。 M氏は「気」の重要性から、様々な物質の気能値(その物質が持っている生命エネルギー)といった概念の必要性を説き、数多くの研究成果も上げてきた。
この気能医学的検索手法により得られた成果は、約6万枚以上(2007年1月現在)に及ぶ顕微鏡やポラロイドによる写真の検証の賜物である。 眼に見えない世界といったら、東洋医学の話がよく登場する。
東洋医学では気とかツボ(経穴)、経絡などつかみどころのないものを相手にする。 ここで、M氏は東洋医学で言う経絡に着目した。
現在に至るまで把握し難い経絡に、造血機能が存在するといった今までにない斬新な理論を展開した。 M氏が主張する経絡造血を以下、要約する。

「宇宙エネルギーを用い、経絡及び北朝鮮のK・B教授が発見したき長富国(ボンハン)管を基軸として、先ずポンパ血管(M氏が提唱。 ポンハン管とリンパ管の双方の性質を有したもの)と血球原基を成立せしめ、次にポンパ血管内にリンパ管原基十血管原基が分化、形成されると共に、これらの脈管原基内において血球原基(リンパ球十赤血球の混合型血球)が新生する。
これらは次第にリンパ球と赤血球に分化、発展してゆくという始原性造血機能である。 」経絡造血に対して約半世紀前に提唱した腸造血とは、食物中の必須成分と気(生命エネルギー)を集約し活用する普遍的な造血現象としている。
M氏の考える人体における生理的造血機能には、経絡造血と腸造血の二種類があるという見解に発展した。 これらは植物にたとえると、根に当たる部分が腸であり、ここでは能動的に動物性造血が行われ、葉に当たる部分は光合成といった宇宙からの光やエネルギーを用いて、受動的に植物性造血が行われていると、M氏は説いている。
物質を細かくしていくと最終的に行き着くところはどこかといったことを考えると、現代医学は波動医学、気の医学に耳を傾けてもよいのではないだろうか。 顕微鏡の倍率をどんどん上げていけば、よりミクロの世界をみることができる。
しかし、いつになったら最小の物質を確認することができるだろうか。 これは、宇宙が無限に展開しているのと同様、最小の世界も無限に展開していると解釈するしかない。
仮に肉眼的に捉えうるものを有とし、そうでないものを無としよう。 すると、有を細かくしていっていくと、果たしてこれは有のままでいられるのか。

それとも、いずれ肉眼的に捉えられない無のものになってしまうのか。 このようなことをいつまで考えても決して解答が出てこない。
有と無は連続的でなければこの問題は解決できないと思われる。 これは、万物流転の法則と通じる。
有無の概念は、人間の都合いいように有と無を勝手に線引きしただけに過ぎず、科学で信じられるものは一般的に、客観視できるいわば視覚で確認できる有の世界である。 すると、まだ科学が発展途上であるため確認できない有の世界(今はまだ無の世界)を見落としてしまうおそれがある。
実際、そのようにして科学は今まで進歩してきた。 以上のことから考えると、M氏が挑んでいる医療は超最先端医療と解釈することもできる。
ラジオニクスの検索は臨床で応用され、良い成果が得られている。 この気能医学を理解する研究者が数多く出てくることを願っている。
現在、生命を歪んで捉えている傾向にある。 生命とは生きているのだから、一般的に有機物といったイメージを抱くであろう。
無機物を生きていないとしたら、生きた水といったものは存在しない。 天然物だろうが人工的合成物だろうが、形さえ同じであれば一緒のものとして扱う傾向にある現代科学においては、生命エネルギーといった概念は、全く意味を成さない。
無機物も有機物も物質の起源はひとつである可能性が大なわけで、無と有を分けるが如く無機物と有機物を全く別物として捉えると、生命観が歪んでしまう。 循環思想で生命をとらえる生物と無生物の区別について、T芸術大学教授であった故M・N先生は、無生物の諸現象にも「生」を感ずる古代人の機能がいまだに脈々と我々の体の中に波打っていることが伺われると同時に、ここ一世紀ばかりは逆に生物構造を最小構造に分解していくといった機械論的に生物を観るといった風潮がある、と述べている。

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